「奨学金」を滞納している人はどれくらいの人数いるのでしょうか?

なんと平成27年度で327,512人もいます。

なぜここまで増えているのでしょうか?

不景気の影響などで払えなくなった人も多いと思います。
ですが、どうしても奨学金の滞納に関しては甘く考えられがちです。

理由のひとつとして、「奨学金の滞納者に対する取立ての甘さや罰則があまり厳しくなかったことが原因」と考えられます。

実際に私の周りでも、「奨学金は返さなくてもいいよね~」と話している大学生がいました。

ですが、奨学金の滞納を甘く見ていると大変なことになるかもしれません。

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奨学金を滞納すると差し押さえされる

差し押さえ

消費者金融や銀行で借金した場合は、滞納すると取立てが厳しいので、なんとかお金を工面して返済するケースが多いでしょう。

当時は奨学金を滞納しても取り立ての電話はかかってきませんでしたし、取り立ても甘かったです。
そういったことから奨学金の滞納者は増えてきました。

しかし、奨学金の滞納者があまりにも増えすぎたため、日本学生支援機構も対策を立てるようになってきました。

本気になった日本学生支援機構

日本学生支援機構は債権回収会社に督促業務を委託するようになりました。

督促業務というのは、「奨学金を返済してくれない人に対して電話、文書および自宅等への訪問により支払いを約束させる業務」です。

これは今までよりも確実に、取り立て強化を図っているということになります。

電話がかかってくる

電話も平日休日関係なく9時から21時まで電話してくるようになりました。
連絡が取れない場合は勤務先にも電話をかけてくることもあります。

それでも応じない場合は裁判所に支払督促の申立をされます。

これを無視した場合は強制執行の手続きをとられます。
裁判所から差し押さえをされるというわけです。

給与も差し押さえられることもありますので督促があった場合は無視しないようにしてください。

一昔前とは奨学金の滞納に対する厳しさは違うと考えてください。

奨学金の滞納でブラックリストに

日本学生支援機構は、平成20年11月に個人信用情報機関である全国銀行個人信用情報センター(全銀協)に加盟しました。

これは奨学金を滞納すると信用情報機関に登録されることを意味します。つまり「ブラックリストに載る」ということになります。

ブラックリストに載ってしまえば、カードローンやクレジットカードの審査に通らなくなります。

銀行のローンに通らなくなる?

加入しているのが全銀協なので、銀行のローンの審査に落ちてしまいます。
銀行の支店長クラスの知り合いでもいればいいですが・・・。

しかもこの記録は最低5年間も残ります。5年間もローンに通らない状態になるというわけです。

5年間といっても完済日から5年間情報が残ることになるので、奨学金を払わずに滞納し続けている間はずっとブラックのままということになります。

マイホーム

「マイホームを持ちたくて住宅ローンの審査を受けたけど審査に落ちた」ということも、奨学金の延滞(滞納)が原因で起こってしまいます。

(参考:全国銀行個人信用情報センター

どれくらいの期間までの滞納なら大丈夫?

では、どれくらいの期間までの滞納なら信用情報機関に登録されないのでしょうか?

現在奨学金を返還されている方は、延滞3か月以上の場合に個人信用情報機関に個人情報が登録されます。
新たに返還を開始する方は、返還開始後6か月経過時点で延滞3か月以上の場合に登録されます。登録の判定は返還開始から6か月が経過してから、毎月行われます。
(引用:日本学生支援機構

上記に書いてある通り、奨学金の滞納は3ヶ月以上になると個人信用情報機関の全国銀行個人信用情報センター(全銀協)に登録されます。
登録されるとその情報を消す方法はありません。

最低5年間ローンが通らない状態を我慢するしかありませんし、銀行系クレジット会社であればクレジットカードも作れません。

「奨学金の滞納なんてみんなしているから大丈夫」などと甘く考えていると、5年間本当に苦労することになります。

失業

病気や失業などで奨学金が払えなくなった場合は、返還期限の猶予の申し出をしてください。

そうすれば、一定期間返還を停止し先送りにすることができますし、減額返還を利用する手もあります。

そういった制度がありますので、支払いができなくなったからといって無視するのはやめましょう。

まとめ

奨学金を滞納すると、5年間ブラックリストに載ってしまいます。
しかも滞納している分を支払って5年間なので、結構な期間ブラックリストに載ってしまいます。

奨学金を滞納している場合、滞納分を支払ってからではなければ減額返還・返還期限の猶予ができません。

奨学金が払えないとわかった時点で日本学生支援機構にすぐに連絡してください。
きちんと対応すれば奨学金の滞納ですぐにブラックになることはありません。

しかし、どうしても奨学金が払えなくて自己破産をする人が増えてきた事実は覚えておいてください。


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