ネット上で「ブラックリストを消す方法」という情報が、過去に数万円で売られているのを見かけたことがあります。

今現在ブラックリスト。そしてカードローンやクレジットカードの審査に通らない。そんな人からすれば、のどから手が出るほどほしい情報ですよね。

ですが、実際にブラックリストを消すことはできるのでしょうか?

この記事では「本当にブラックリストは消せるのか」「ブラックだと本当にカードやローンに通らないのか」について解説していきます。

この記事を読めば「ブラックリストを消す方法」に振り回されなくなります。

ブラックリストなんて本当はない?

ブラックリストは存在しない

そもそもブラックリストというリストは実際にはありません。

一般的に言われているブラックリストとは、信用情報機関に登録された申込者の金融事故情報のことです。

JICCにはブラックリストや事故情報というものはありません。
JICCが保有している信用情報は、クレジットやローンなどの信用取引に関する契約内容や返済・支払状況・利用残高などの客観的取引事実を表す情報です。
(引用:JICC

「延滞」や「債務整理」などの金融事故などをおこせば、個人信用情報機関にその金融事故情報が登録されます。

その信用情報を消費者金融などの貸金業者が見て、審査の判断材料にします。

「この人は支払滞納した」といった金融事故情報が個人信用情報機関にあれば、貸金業者はそれだけで審査に落とします。

自分の金融事故情報が載っているかどうか確認したいのであれば、信用情報機関に直接問い合わせることで自分の信用情報を見ることができます。

個人信用情報機関については過去記事の「カードローンの審査ではあなたのブラック情報は必ず見られている」を参考にしてください。

ブラックリストを消す方法は実在する?

ブラックリストを消す方法はあるのか

それでは、その金融事故情報(ブラック情報)を消すことはできるのでしょうか?

実は、個人信用情報機関に登録されたあなたの情報は修正・削除することはできます。しかしそれができるのは、「情報が誤っていた場合のみ」です。

情報が正しい場合は残念ながら削除することはできません。

例えば申込者が3ヶ月延滞していた場合、そのことが事実であるならば、どうやってもその情報を消すことはできません。

ネット上で売られているブラックリストを消す方法という情報は、はっきり言って詐欺ですので、絶対に購入したりしないでください。本当にお金の無駄です。

滞納してブラックリストに載っているケースでは

ブラックリストに載っていなければ審査に通る

それでは、過去にカードローンの支払いを滞納したケースを考えてみます。

滞納(延滞)の情報は、個人信用情報機関であるCICと全銀協の場合、支払っていない料金を支払ってから5年間登録されます。

仮に延滞を起こしてから3年目の場合、CICや全銀協にはこの申込者の延滞という情報がまだ残っています。

この状態では、まずカードローンやクレジットカードの審査に通ることは難しいと思います。

しかし、消費者金融などが主に登録しているJICCの延滞情報の登録期間は1年間です。

JICCしかチェックしない消費者金融の審査であれば、延滞情報はすでに消えているので「ブラックではない」ということになります。

この場合、現在ブラックではないと判断されますので、あとは個人の属性次第です。

このようにブラックに関する知識があるだけで、審査通過率は大幅に変わります。

自分の信用情報は自分でチェックできる

JICCなどの個人信用情報機関の情報は、消費者金融などの貸金業者しか見れないと思っている人が多いでしょう。

しかし自分の信用情報は自分で見ることができます。

実際にJICCの窓口に行き開示手続きする方法、携帯電話から開示手続きする方法、郵送による開示手続きする方法などを紹介します。

jiccでの開示手続きの流れ(抜粋:JICC)

例えば郵送による開示手続きをする場合は、下記のものが必要になります。

  1. 信用情報開示申込書(JICCのサイトからダウンロード可能)
  2. 手数料1,000円(クレジットカード払いか定額小為替証書)
  3. 本人確認書類(免許証や保険証など氏名・生年月日・現住所が確認できるもの)

申込書などを郵送すれば、開示結果の到着まで1週間から10日程度かかります。

意外と簡単に自分の信用情報を確認することができますね。

自分のブラック情報(金融事故情報)がどうなっているかが知りたい人は、開示手続きをしてみるのも一つの手です。

個人信用情報機関に登録されたあなたの情報が正しいものであれば、その情報を消すことはできませんので自然に消えるのを待ちましょう。

登録された情報が間違っている場合は、訂正や削除、その情報の調査をしてくれますので信用情報機関にお問い合わせください。

情報に誤りがあることが判明した場合には、登録元会社にて訂正・削除をいたします。
(引用:CIC

ちなみにJICCだけでなく、CICや全銀協も同じように信用情報の開示ができます。

ブラックリストは消える?

 

ブラックリストから消える日はいつか

延滞や債務整理をすると、5年間はカードローンやキャッシング、クレジットカードの審査に通ることはほとんどありません。

絶対と言い切らないのは、軽度のブラックならお金を貸してくれる消費者金融があるからです。

気になるかたは過去記事の「ブラックでも通る審査の甘い消費者金融を教えて?」を読んでください。

ずっとブラックリストのこともある

消費者金融が審査の際に見る個人信用情報機関は基本的にはJICCです。消費者金融なら延滞解消後1年で審査に通ることも不可能ではありません。

自己破産の場合は消費者金融なら5年後、銀行なら10年後に審査に通る可能性が出てきます。

注意が必要なのは、「問題が解決していることが前提」という点です。

滞納すると信用情報機関に「延滞」と登録されます。延滞は完済日から5年を超えない期間登録されます。

つまり、完済していないとブラックリストとしてずっと登録されたままということです。

  1. 借金を全額返済する
  2. 債務整理をする

滞納している人は、この2点のどちらかをしないとずっとブラックリストのままです。その借金が時効になればブラックリストから消すこともできます。

借金の時効については過去記事の「借金に時効はあるのか?」を参考にしてください。

クレジットカードがないと困る人はどうすればいい

ブラックリストならVISAデビットカードがおすすめ
VISAデビットカードなら、クレジットカードと同じような使い方ができます。「残高がないと使えない」ので必ずお金を入れとく必要はありますが。

クレジットカード払いしかない通信販売などでも使えるので、クレジットカードに慣れている人にはいいですね。

基本的に審査がないので、現在ブラックリストの人におすすめです。年会費がかからないカードを選んでください。

ジャパンネット銀行、ソニー銀行、楽天銀行は年会費無料です。

まとめ

ブラックリストを消す方法はありません。

しかし、その情報が誤っていた場合のみ削除してもらうことができます。登録されている情報が正しければ、金融事故情報を削除してもらう方法はありません。

借金が時効になっている場合は「借金を無効にしてブラックリストを消す」という方法もあります。

自分でもできますが、よく分からないなら弁護士や司法書士に一度相談するといいですね。無料相談を受けている法律相談所も多いので。